PR

介護費用のリアルな相場|親の介護と、自分の介護に必要な金額

経済的自由

はじめに

実家からの着信で、少し身構えるようになった。

親はまだ元気だ。 でも「まだ」という言葉には、いつも期限がついている。

介護費用をはじめて調べたのは、そんな夜だった。

介護にかかるお金の目安

公的な調査では、介護の一時的な費用は平均で47万円ほど。 月々の費用は、平均で9万円とされる。 介護期間の平均は4年7か月。

単純にかけ合わせれば、総額は500万円を超える。

・住宅改修や介護ベッドなどの初期費用

・毎月のサービス利用料

・おむつ代、通院の交通費といった細かな出費

数字にすると、ずしりと重い。 それでも、全額が自己負担というわけではないのだ。

制度は、思ったより支えてくれる

介護保険を使えば、自己負担は原則1〜3割。 負担が重くなりすぎないよう、月々の上限を設ける仕組みもある。

ただし上限が効くのは、介護サービスの自己負担分だけだ。 施設の居住費や食費、おむつ代、住宅改修の自己負担は含まれない。 月々の平均は在宅で5万円台、施設で13万円台——その差の多くは、上限の外側にある。

知らないまま抱え込むと、恐怖だけが膨らむ。 私が最初に感じた不安の半分は、無知からくるものだった。

減っていくのは、お金だけではない

先に削られるのは、時間と気力ではないだろうか。

通院の付き添い、書類、電話、話し合い。 働く時間を減らす人もいる。

費用が増えることより、収入が細ることのほうが効いてくる——。 介護の相場は、家計の外側にも広がっている。

その前に、親のお金を確かめる

親の介護は、親のお金でまかなうのが原則だ。 年金がいくらで、預金がどこにあり、保険に入っているのか。

知らないまま肩代わりを想像すると、不安だけが実物より大きくなる。

自分の介護は、誰が払うのか

親の介護の次には、自分の番が来る。 子に頼る前提で設計するのは、少し危うい。

私は生活防衛資金を1年分持ち、最近それを個人向け国債(変動10年)へ移した。 額面が減らなくても、同じ金額で買えるものは減っていく。 その目減りが、どうしても気になったからだ。

国債が物価に勝てるとは限らない。 それでも金利は半年ごとに見直される。

残りは全世界株式のインデックスで、淡々と積み立てる。 若い頃、集中投資で大きな含み損を抱えた。 あの失敗が、いまの分散を支えている。

備えとは、選択肢を持つこと

介護のためにお金を貯める、という感覚とは少し違う。

施設に頼る。 在宅で見る。 プロに任せて、自分の生活も守る。

どれも選べる状態をつくっておく、ということ。

経済的自由とは、贅沢のことではなかった。 親にも自分にも、選択肢を残せる状態のことだったのだ。

まとめ

今日ひとつだけ。 「親の住む市区町村名+地域包括支援センター」で検索して、窓口の場所を確かめてみてほしい。

数字を知り、窓口を知る。 それだけで、不安の輪郭は少し変わる。

タイトルとURLをコピーしました