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ゴールドは資産防衛になるのか|インデックス投資家から見た位置づけ

経済的自由

はじめに

金価格が最高値を更新した、というニュースを見た。 その夜、資産の一覧を開いた。 金の欄はない。ゼロだ。

焦ったわけではない。 ただ、確かめたくなった——このままでいいのか、と。

金は「増える資産」ではない

まず整理しておきたい。 金は利子も分配金も生まない。 持っているだけでは、何も積み上がらないのだ。

株式は企業の利益が積み上がる。 債券は利子が入る。 金にあるのは価格の上下だけ。

だから私の中で、金は「増やす資産」の列には並ばない。 並ぶとしたら、別の列だった。

気になったのは、目減りの感覚だった

最近、生活防衛資金を普通預金から個人向け国債(変動10年)に移した。 理由は利回りではない。 額面が減らなくても、同じ金額で買えるものは減っていく——その感覚だった。

金が語られるときも、背景にあるのはたぶん同じ不安ではないだろうか。 お金そのものへの信頼が揺らぐ場面。

ただ、正直に書いておく。 国債は金利に連動するが、物価に連動するわけではない。 金も短期の物価と素直に動くとは限らない。 「これを持てば安心」と言い切れるものは、案外少ないのだ。

当てにいくと、壊れる

若い頃、株式投資で損を出して一度退場した。 その後、コロナショックのときはJ-REITに集中していて、大きな含み損を抱えた。

学んだのは単純なことだった。 当てにいくと壊れる。

だから今の軸は全世界株式インデックスにした。 下がっても積立は止めない。 何もしないと決めた日は、本当に何もしない。

持つなら、値上がり期待の外で

その上で、金を足すかどうかを考えてみる。 判断の軸は三つに絞れた。

・目的は値上がりではなく、株式と違う値動き

・比率は資産全体のごく一部にとどめる

・買う前に、NISA口座か特定口座かを決めておく

上がっているから買う、では理由になっていない。 それはただの後乗りかもしれない。

経済的自由の話に戻る

経済的自由とは、資産額の到達点ではなかった。 市場が荒れた日に、売らずにいられること。 働き方や暮らしを、恐怖ではなく好みで決められること。

つまり、選択肢を持つということ。

金を持つかどうかも、その一部でしかない。 持たない選択もまた、選択だった。 私は今のところ、持たない側にいる——理由を説明できる形で。

まとめ

今日ひとつだけ。 自分の資産に金が何%あるかを見て、その数字の理由を一行で書いてみてほしい。

書けなかったら、それは相場に決めてもらっている印かもしれない。

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