FIRE後の「やることリスト」がいつも白紙になる理由

経済的自由
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はじめに

FIREを達成したら、きっと自由な時間を満喫できる──
そう思っていたのに、
いざ時間を手にした瞬間、「何をしたらいいか分からない」。

朝起きて、コーヒーを飲んで、
「さて、今日は何しよう?」とノートを開いても、
“やることリスト”は真っ白のまま。

この違和感の正体と、そこにある意味を掘り下げてみます。

「白紙」の背後にある3つの理由

1. 義務がなくなると「目的の輪郭」が曖昧になる

仕事をしていた頃は、やるべきことが自然にやってきました。
でも自由になった今、
自分で目的を定義しない限り、“やること”は降ってこない。
FIRE後は「与えられた行動」から「選び取る行動」へ、
価値観の転換が求められるのです。

2. “目標達成型”の思考が役に立たなくなる

FIREのプロセスでは、
「資産〇万円」「あと〇年でリタイア」など、
数値目標がはっきりしていました。
しかしFIRE後は、正解も締切もない世界
“どう生きたいか”という問いに向き合う姿勢が求められます。

3. 本当は「やること」ではなく「感じること」がしたい

海辺を歩く。
料理をする。
誰かと何気ない会話をする──
それらは「タスク」ではなく、「日常に溶け込む感情体験」。
FIRE後に欲しかったのは、“やること”ではなく“味わう時間”なのかもしれません。

まとめ

FIRE後に「やることがない」と感じるのは、
怠惰でも間違いでもなく、
今までの“タスク思考”がリセットされているサインです。

白紙のリストは、空っぽではなく、
“今の自分のままでいい”という状態の表れかもしれません。

なにもしない日が増えるほど、
“何を大切にしたいか”が浮かび上がってくる。

それが、FIREの本当の価値なのです。

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