親から受け継いだ「お金の価値観」を手放すまでの話

経済的自由
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はじめに

「お金は苦労して手に入れるもの」「無駄遣いは悪」「働かざる者食うべからず」。
気づけば、私の中には“親から受け継いだお金の価値観”がしっかりと根を張っていました。
でもそれは、いつの間にか私自身を縛る“見えない鎖”になっていたのです。


お金を使うことに罪悪感があった

社会人になり、収入が増えても私はなかなかお金を使うことができませんでした。
「まだ早い」「贅沢だ」「もっと節約しないと」。
親から教わった“我慢することこそ正しい”という価値観が、支出のたびに心をざわつかせました。

買いたいと思ったモノに対しても、「本当に必要か?」と問い詰めるように自問自答する日々。
そんな自分に違和感を覚えながらも、正解がわからないまま時間だけが過ぎていきました。


転機は「投資」との出会い

そんな私が変わるきっかけとなったのが、長期投資との出会いでした。
「お金は使うものではなく、育てるもの」。
この考え方に出会ったとき、胸の奥がふっと軽くなった感覚を覚えました。

投資の世界では、“お金が働く”という発想が自然です。
時間と複利が味方してくれることを知ったとき、ようやく私は、「お金=苦労の対価」という思い込みから距離を置くことができたのです。


親の言葉と、自分の選択

もちろん、親の教えは愛情から生まれたものであり、否定すべきものではありません。
でも時代も、働き方も、ライフスタイルも変わりました。
“そのままの価値観”では、今の時代に合わないこともある。

私は、自分なりの“新しいお金の価値観”を少しずつ築いています。
「使うときは気持ちよく」「必要な投資は惜しまない」「未来の選択肢を増やすために使う」。
お金に対してそう思えるようになってきた今、気持ちにもゆとりが生まれました。


まとめ

親の価値観を受け継ぐことは自然なことです。
でも、大人になった私たちは、その価値観を「選び直す」ことができます。
“親の声”ではなく、“自分の声”でお金と向き合う——
それは、経済的自由への第一歩なのかもしれません。

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