はじめに
「もっと頑張らなきゃ」「まだ足りないかもしれない」
そんな気持ちに背中を押されて、気がつけば常に全力。
でも、がんばりすぎる毎日は、心と体にじわじわと疲れをため込んでいきます。
今回は、「がんばらなくても、ちゃんと前に進める」ために取り入れたい3つの思考習慣をご紹介します。
1. “やらないこと”を決める勇気
頑張り屋の人ほど、「全部ちゃんとやらなきゃ」と思いがちです。
でも実は、「何をしないか」を決めることのほうが、ずっと難しくて、ずっと大切。
たとえば、毎日SNSを見て疲れているなら、思い切って“見る時間を減らす”。
1週間に1回は予定を入れず、“何もしない時間”を死守する。
手放すことで、余白が生まれます。
余白があると、心にも呼吸が戻ってきます。
2. “うまくいかない日”を想定内にする
私たちは、毎日100点を目指して生きているわけではありません。
「今日は気分が乗らないな」「何もしたくない」
そんな日があってもいいし、それが人間らしさです。
「やる気が出ない=ダメな自分」ではなく、
「やる気が出ない日もあるのが普通」と捉える。
そうすることで、自己否定のループから抜け出せます。
3. “ちゃんと休む”ことを予定に入れる
休むのは、サボることではありません。
むしろ、回復して前に進むための“戦略的な選択”です。
たとえば、月曜の午前は「ぼーっとする時間」と決めておく。
1日頑張ったら、夜は何も予定を入れないと決めておく。
“やらない”ことに意志を持つと、休むことへの罪悪感が減っていきます。
自分をいたわる時間を、あらかじめスケジュールに入れてしまいましょう。
まとめ
がんばらない=手を抜く、ではありません。
必要なときに、必要なだけ力を出せるようにするための“整え方”です。
余裕があるからこそ、やさしさも、判断力も、クリエイティビティも生まれてきます。
「もうちょっと頑張りたい」と思ってしまうあなたにこそ、
“がんばりすぎない技術”を、日常に取り入れてほしいのです。