はじめに
FIRE（早期リタイア）や経済的自由を目指す人が増えています。お金の不安がなくなれば、心の余裕も生まれる――多くの人がそう信じて努力を重ねています。しかし、その過程で「ある大切なこと」が抜け落ちてしまうことがあります。それが“社会とのつながり”です。
孤独になる自由
FIREを目指す過程では、消費を減らし、人間関係も選ぶようになります。無駄な付き合いを避けるのは良い選択です。ただその結果、誰にも頼らず、誰からも頼られない関係に陥ってしまう人も少なくありません。
コミュニティを持つことの力
経済的に自由でも、人は社会的な動物です。誰かと「ありがとう」と言い合う関係、ちょっとした世間話、困ったときに頼れる人。こうしたつながりは、数字では測れない「安心感」や「幸福感」をもたらします。
“与える”ことで得られる豊かさ
FIRE達成後、何をするかに迷う人がいます。働かなくても生きていける状況で、“役割”を失ってしまうのです。実は、自分の時間や知識を“誰かのために使う”ことが、再び心を満たしてくれる鍵になることも。寄付、ボランティア、地域活動など、社会と関わる選択肢は無限にあります。
まとめ
経済的自由はゴールではなく、スタートライン。自分のペースで生きられるようになったからこそ、今度は社会とのつながりを再構築するチャンスです。「一人で生きていける」力と同時に、「誰かと生きていきたい」気持ちを大切にしていきたいですね。
