はじめに
「片づけをすると、お金が貯まるようになった」
そんな話を耳にしたことはありませんか?
実はこの2つ、まったくの無関係に見えて、
根っこの部分ではとてもよく似ているのです。
今回は、「片づけ」と「資産形成」の意外な共通点について考えてみます。
① どちらも“現状を見える化”することから始まる
片づけでまずやることは、今持っているものを「全部出す」こと。
どれだけの服があるのか、何が不要かを目で確認することで、ようやく整理が始まります。
資産形成も同じ。
まずは収入・支出・資産額など、**“今の自分のお金の棚卸し”**からスタートします。
可視化しなければ、何を減らすべきか、どこに投資すべきかも判断できません。
② 必要なものを選び、不要なものを手放す
「ときめかないものは捨てる」——片づけの名言ですが、
資産形成にも同じことが言えます。
なんとなく続けていた保険、無意識のサブスク、目的のない支出。
感情や惰性で持ち続けていたものを手放すことで、
お金も心も、驚くほどスッキリしていきます。
③ 小さな習慣の積み重ねが未来を変える
片づけも、お金の管理も、一気にやろうとすると続きません。
毎日5分の整理整頓、週1回の家計の見直し——
「続けられる仕組み」を作ることこそが本質です。
やり方よりも、「継続できるかどうか」。
それが資産形成においても大きな差を生みます。
④ 空間とお金、両方に“余白”が生まれる
片づけが進むと、部屋が広くなります。
資産形成が進むと、時間や心にも余裕が生まれます。
これはどちらも、“自分の大切なものに集中する環境”を整えることが目的。
そのために不要なものを減らし、選ぶ力を育てていくのです。
まとめ
片づけと資産形成。
ジャンルは違えど、どちらも「整える力」そのものです。
部屋を整えるように、お金も整えていく。
そのプロセスは、自分自身の価値観を見直す時間でもあります。
今日5分だけでも、財布の中、クローゼットの一角、家計簿の1行。
少し整えるだけで、未来の自由度は確実に変わっていきます。