はじめに
2024年から始まった新NISAは、多くの人にとって「投資を始める絶好のチャンス」となっています。しかし、成長投資枠で最初に何を買えばいいのか迷う人は少なくありません。この記事では、最初の一歩で失敗しないための考え方と、おすすめの投資対象をわかりやすく解説します。
新NISAの成長投資枠で最初に買うべきもの
最初に買うべきものとして、多くの専門家や経験者が挙げるのが「全世界株式インデックスファンド」です。理由はシンプルで、世界中の企業に分散投資できるため、特定の国や企業に偏らない安定性を持ちつつ、世界経済の成長を享受できるからです。
具体的には「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」や「SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま)」などが代表的です。これらは低コストで運用されており、長期的に安心して持ち続けることができます。
例えば、日本株だけに投資していた場合、国内経済の停滞や人口減少の影響を強く受ける可能性があります。しかし、全世界株式インデックスであれば、米国や新興国を含む幅広い市場に分散されるため、一国のリスクに左右されにくいのです。
つまり「どれを選ぶか迷ったら、まずは全世界株式インデックス」を基本に考えるのが無難な選択肢です。
なぜ最初に「全世界株式インデックス」が良いのか
投資初心者にとって最初に大切なのは「失敗しても立ち直れる環境」をつくることです。成長投資枠では幅広い商品が買えますが、個別株やテーマ株は値動きが大きく、最初の経験としては心理的に不安が増えやすい選択です。
その点、全世界株式インデックスは分散効果が高く、値動きも比較的なめらかです。投資を始めた直後に大きな下落に直面しても、長期的なリターンを期待できるため「続ける勇気」を持ちやすくなります。これは初心者にとって大きな安心材料です。
実際に、10年以上投資を続けている人の多くが「最初から全世界株式やS&P500にしておけばよかった」と振り返ります。最初の一歩を間違えなければ、その後の投資生活はシンプルでストレスの少ないものになるでしょう。
まとめ
新NISAの成長投資枠で最初に買うべきものは、やはり「全世界株式インデックスファンド」です。理由は世界に分散できる安心感と、長期的に経済成長の恩恵を受けられるからです。
投資の一歩目は、迷いすぎずに「王道」から始めることが大切です。そして何よりも重要なのは「買った後に続けられる仕組みを整えること」。毎月の積立を設定し、相場の変動に一喜一憂せず、淡々と積み上げていく姿勢が経済的自由への近道になります。
もしまだ迷っているなら、まずは少額から始めてみましょう。投資の世界では「動き出すこと」こそが、最大の成果につながる一歩です。


