はじめに
投資を始めると、ついSNSで最新の情報や他人の成果を追いかけたくなります。株価の動きや「今が買い時!」という声は刺激的で、ついつい見てしまう。しかし、気づけば情報に振り回され、心が落ち着かなくなっていませんか。私も以前はその一人でした。
SNS投資情報の罠
SNSには役立つ情報も多い一方で、感情を揺さぶる投稿が溢れています。「○○株で爆益」「FIRE達成!」などの成功談や、「暴落の兆し!」といった不安を煽る声。それらは時に、自分の投資方針を揺らがせます。
情報を減らす決断
ある日、試しにSNSの投資アカウントのフォローを整理し、通知もオフにしました。代わりに、自分が信頼する投資本や公式情報源だけを残すことに。最初は「情報不足になるのでは」という不安がありましたが、実際は逆でした。
起きた変化
まず感じたのは、心の静けさ。日々の値動きに一喜一憂せず、長期の視点で投資を見られるようになりました。また、「次は何を買うべきか」という焦りが減り、積立設定を淡々と続けるだけのシンプルな投資生活に。結果的に、投資以外の時間とエネルギーが増え、家族や趣味に集中できるようになったのです。
情報との距離感が生む安心感
情報が少ないと不安になるのでは、と思っていましたが、実際は逆。自分の判断軸が明確になれば、むしろ安心感が増します。「他人の動き」ではなく「自分の目的」に基づいた投資は、ブレにくく、長続きします。
おわりに
SNSの投資情報は便利ですが、距離を置くことで見える景色があります。投資は短距離走ではなくマラソン。ペースを乱す情報は、時にそっと手放すことも必要です。