はじめに
40代になると、「自分の好きなことって何だろう?」と改めて考える瞬間が増えます。
子育てや仕事に追われてきた日々が少し落ち着き、人生の折り返し地点に立ったとき、次のステージをどう生きるかが見えてくるからです。
このタイミングで大切なのは、“お金”ではなく“好奇心”。
なぜなら、好きなことを見つけるきっかけは、いつも「やってみたい」という心の動きから始まるからです。
お金よりも“好奇心”が人生を動かす理由
「時間もお金もない」と思って、行動を後回しにしてしまう人は多いものです。
しかし実際に人生を変えるきっかけになっているのは、“資金力”よりも“興味”です。
好奇心は、日常の小さな不満や退屈をエネルギーに変えます。
たとえば、仕事にマンネリを感じていた人が、週末に始めた写真や登山を通して仲間と出会い、そこから新しい副業やライフワークにつながった例もあります。
このように、最初の一歩は「お金があるから」ではなく「気になるから」なのです。
つまり、40代の“好きなこと探し”に必要なのは、大きな決断ではなく「試してみる勇気」。
少しの興味を行動に変えることが、人生を再び動かすスイッチになります。
小さく始める“好奇心投資”のすすめ
新しいことを始めるとき、多くの人が「成果」を求めすぎます。
でも、“好奇心投資”はリターンを急がないのがコツ。
「お金になるか」「人にどう見られるか」を考える前に、「自分がワクワクするか」で判断してみましょう。
たとえば、読んでみたい本を1冊買う、気になるイベントに参加する、SNSで発信してみる。
それだけでも十分な投資です。
こうした小さな行動が、自分の価値観や方向性を明確にしてくれます。
そして面白いことに、楽しんで続けているうちに、スキルが身につき、結果的に“お金につながる”こともあります。
お金を目的にせずに動いた人ほど、豊かさを手に入れているのです。
まとめ
40代からの“好きなこと探し”は、誰かに見せるための挑戦ではありません。
「自分がどう生きたいか」をもう一度見つめ直す時間です。
お金や効率では測れない“好奇心の力”を信じて、小さな一歩を踏み出してみましょう。
好きなことは、探すものではなく、「続けたくなること」の中に見つかります。
そして、それこそが人生後半の豊かさをつくる本当の資産になります。